山形県尾花沢市銀山温泉にある「銀山温泉 古勢起屋別館」。大正浪漫の風情漂うレトロな木造和風建築が魅力の旅館です。銀山川に面したところにあるので、川側のお部屋からは銀山温泉の町並みを望むことができます。源泉かけ流しの温泉も楽しむことができます。
今回は、「銀山温泉 古勢起屋別館」の温泉街と銀山川を眺める二間続きの「川側客室」に実際に宿泊した筆者が、お宿を徹底レビューします!
この記事は以下のような人におすすめ!
- 「銀山温泉 古勢起屋別館」の「川側客室」が良さそうだけど、実際どうなんだろうと迷っている人
- 銀山温泉で、銀山温泉の町並みを眺められる宿を探している人
- 銀山温泉で、源泉かけ流しの宿を探している人
お勧めする理由
早速ですが、結論から言います!
「銀山温泉 古勢起屋別館」をお勧めする理由
- 大正浪漫を感じられる!
- 源泉かけ流しの内湯を楽しめる!
- 温泉街を望む川側客室からは、「旅館永澤平八」や「能登屋旅館」を含む銀山温泉らしい風景を楽しめる!
- ベッドの客室がある!
- 山形の食材を使ったお料理を食べられる!
今回私は3人で宿泊し、一人約27,100円でした。
宿泊の決め手は宿の立地でした。銀山温泉の観光パンフなどで登場する範囲に大抵この旅館が含まれていて、さらに、銀山川や温泉街の通りのカーブのところにあるため、部屋からは「旅館永澤平八」や「能登屋旅館」を含む銀山温泉らしい景色が見られると思ったからです。
実際場所は良く、上記のようなお勧めポイントはあるのですが、泊まってみて、正直この価格設定は高いなと思いました。
客室や館内が古いのは仕方ないのですが、内湯は単に「歴史がある」では済まされないような感じがありますし、サービスや接客もイマイチな点が多かったです。
2食付き12,000円くらいが妥当かと思います。
銀山温泉は狭い谷間にあるため宿の数に限界がある一方、国内外からたくさんの観光客が押し寄せるため、需給のバランスから全体的に宿泊料金は高めです。
なので、「宿泊費のほとんどは場所代」と割り切った方がいいと思いました。
ホテルの概要
どんな宿?

「銀山温泉 古勢起屋(こせきや)別館」は山形県尾花沢市銀山温泉にある、大正浪漫の風情漂うレトロな木造和風建築の旅館です。

姉妹店舗に「本館古勢起屋」と「銀山荘」があります。
「本館古勢起屋」は「古勢起屋別館」の2軒先にあります。
「銀山荘」は、銀山温泉街のやや手前にあります。
「古勢起屋」は、初代小関吉左衛門が慶長年間に米沢より銀山温泉にやって来て、両替商を営み始めたのが起こりだそうです。
天保年間から湯治宿を開業したようで、この頃から「古勢起屋(こせきや)」の屋号を名乗ったとのことです。
「銀山温泉」は、開湯500年の歴史ある温泉地です。
慶長年間(1614年)、日本三大銀山に数えられた延沢銀山の鉱夫が見つけたことが始まりと伝えられています。
大正2年(1913年)に、銀山川の氾濫で銀山温泉のほとんどの建物が壊滅してしまいました。
しかしその結果、銀山温泉の宿がほぼ同時期に建て替えられることとなり、大正時代から昭和初期にかけて3~4階建て木造旅館による町並みがつくられ、現在に至っています。
アクセス
・電車で来る場合
JR山形新幹線(つばさ)も停車する、大石田駅が最寄り駅です。
大石田駅ではSuica等のICカード乗車券は利用することができないので注意です。
(新幹線eチケット・タッチでGO!新幹線用の簡易改札機はあります。)
大石田駅からは、宿の送迎、または路線バス「銀山はながさ号」を利用できます。
路線バスだと混んでいて乗れない場合もあるようなので、宿の送迎を利用することをお勧めします。
送迎:
「銀山温泉 古勢起屋別館」では、新幹線の発着時間に合わせて、JR大石田駅と銀山温泉の間の送迎を行っています。所要時間は約30分~40分です。
送迎を希望する場合、到着日の前日までに連絡する必要があります。
最新の時刻表は、「銀山温泉 古勢起屋別館」のHPで最新のものを確認してください。
路線バス:
路線バスは、銀山温泉まで約40分、銀山温泉バス停(姉妹館「銀山荘」のすぐ前)に到着します。片道大人1,000円です。
・車で来る場合
・仙台市内から:国道48号線の利用が最短です。
・山形県南部、福島方面から:最寄りの高速道路ICは「東北中央自動車道 尾花沢IC」です。尾花沢ICから銀山温泉へは約30分です。
・岩手県・宮城県北部方面から:最寄りの高速道路ICは「東北自動車道 古川IC」です。古川ICから銀山温泉へは約2時間です。冬の所要時間は約2.5時間で、国道347号線は冬期間通行止のため、国道47号線を迂回します。
・秋田県方面から:国道13号線の利用が最短です。(最寄りICは尾花沢ICです)
冬期間はスタッドレスタイヤ装着必須、チェーンがあるとより確実だそう。
銀山荘・古勢起屋専用の無料駐車場が、銀山荘より約200m、銀山温泉街より約600m手前のところにあります。駐車場に車を停めた後、宿に到着の旨電話をすると、温泉街までの送迎車で迎えに来てくれます。
建物のつくり・設備

「銀山温泉 古勢起屋別館」は、5階建ての細長い建物です。館内にはエレベーターがあるので、年配の方でも安心です!

こちがが正面玄関。銀山川に面しています。

玄関を入るとすぐに下駄箱があり、通路が奥に伸びています。突き当りにエレベーターがあります。

下駄箱を通り過ぎたところの左手にフロント、右側にお土産売り場があります。

フロントの対応時間は朝7時~夜9時です。

フロントの向いにある売店では、お着き菓子でも用意されている「一粒の想い」(銀山荘オリジナルの山ぶどうを使ったお菓子)や「大正ロマン」などがありました。
なお、売店は姉妹館「銀山荘」の方がはるかに充実しています(営業時間は朝7時30分~夜8時30分)。
「銀山温泉 古勢起屋別館」の宿泊客は「銀山荘」の温泉を無料で利用できるので、温泉に行ったついでに覗いてみるとよいです。
「一粒の想い」や「おしん飯」(熱々ごはんに混ぜるだけのヘルシーな大根混ぜ込みご飯)がお勧めだそう。

「銀山温泉 古勢起屋別館」では、足湯用タオルやフード付きのロングジャケット、長靴、傘の貸出(無料)があるのでとても便利です。
レストラン「スワローネ」(写真右下)は現在休業中で、チェックアウト後の荷物置き場(番号札などはなく、自分で勝手に置いていき、勝手にとっていくスタイル)になっていました。
館内には、自動販売機はありますが、電子レンジ、製氷機、コインランドリーはありません。
客室の種類
客室は4種類、全15室あります。
| タイプ | 客室名 | 向き | 定員 | 広さ | 階数 | トイレ | ベッド |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 浪漫客室 | 浪漫和洋室 | 山側 | 2~4名 | 23 m2 (和室10畳+ベッド) | 5階 | あり | あり |
| 浪漫客室 | 山側 | 2名専用 | 16 m2 (和室10畳+ベッド) | 5階 | あり | あり | |
| 一般客室 | 和室 | 川側 | 2~5名 | 23 m2 | 2~4階 | 無し | 無し |
| 和洋室 | 山側 | 2~5名 | 23 m2 (和室+ベッド) | 3~4階 | 無し | あり |
「浪漫和洋室」、「浪漫客室」は2016年12月にニューアルされた、最上階にある特別室です。廊下部分も特別な内装で設えているそう。トイレ(温水洗浄便座)も付いています。グレードの高いお部屋を希望される方はこちらの方がお勧めです。
一般客室の「和室」、「和洋室」にはトイレはついていません。各階に男女各1箇所ずつトイレ(温水洗浄便座)があります。やや不便に感じますが、小さな旅館なため、客室から出るとすぐトイレがあるので、意外と大丈夫でした。
川側のお部屋からは、温泉街と銀山川を眺めることができます。
山側のお部屋からは温泉街は見えませんが、銀山温泉の山々を望むことができます。
お風呂はどの客室にも付いていません。
客室はすべて禁煙です。
チェックイン・チェックアウト
チェックイン時間は午後3時から7時まで、チェックアウト時間は午前10時までです。
チェックイン時間より前に到着した場合は、フロントで荷物を預かってくれます。
飲み物サービス
「銀山温泉 古勢起屋別館」は、ドリンクインクルーシブ制です。

チェックインからチェックアウトの時間まで、2階ドリンクコーナーにある飲み物を自由に飲むことができます(アルコール類は夜11時まで)。

こちらがフリードリンクのメニューです。
コーラやウーロン茶などのソフトドリンク、紅茶、地酒、ワイン、スパークリングワイン、ビール、サワーなどを頂くことができます。
残念なのが、ほうじ茶や麦茶などのカフェインや砂糖を含んでいない飲み物がなかった点。お水やお湯はあるんですけどね…。
また、ドリンクコーナーは夕・朝食会場に隣接していますが、ラウンジのようなスペースはありません。部屋に持って帰って飲むか、係の人に告げて夕・朝食会場の自分の席で飲むしかないので、サービスとしては中途半端に感じました。
客室:川側客室(温泉街と銀山川を眺める二間続きの和室)
レトロな雰囲気のお部屋
今回は、12月に「銀山温泉 古勢起屋別館」の「川側客室(温泉街と銀山川を眺める二間続きの和室)」に泊まりました。

泊まったのは、4階の401のお部屋です。

こちらは4階の通路。写真奥がエレベーターです。401号室はエレベーターと反対側にあります。

4階川側のお部屋は2つあり、どちらも4階通路から階段で4段くらい下がったところにあります。
共用のトイレは通路のところにあるので、年配の方だと夜中トイレに行くのに階段を上がらないといけないのでちょっと心配かもしれません。(通路の電気は一晩中付いているので明るさは問題ないです)。

部屋の入口です。今回泊まったのはこの右側のお部屋です。
ちなみに、左側のお部屋は、主室の横に板の廊下があり、401号室とは造りがやや異なるようです。外から見ても縁側の幅が違うように見えました。
部屋の施錠はオートロックですが、ちょっと変わっています。
入る時には、ドアの横にある端末にQRコードをかざしてロックを解除します。
「部屋に人がいるから、鍵をかけずにトイレに行って戻ってくる」ということができないのでちょっと不便でした。
QRコードは、チェックインの時に紙に印刷されたものを2枚くれました。スマホで撮ったQRコードの写真をかざしてもOKです。

部屋から出る時は、戸の横の端末(スイッチの上の、丸くて光っているもの)に手をかざして戸を開けます。

こちらが今回のお部屋。窓を正面に見たところです。手前から前室、寝室、縁側と続きます。

部屋の戸を入ってすぐ右に洗面台があります。イス、タオル掛けも用意されています。

踏込みはやや狭めですが、靴は宿の玄関でスリッパに履き替えるので問題ない広さでした。

部屋の右側は床の間になっています。

前室の床の間です。すぐ隣は洗面台です。

こちらは寝室。

寝室から洗面台がある方を見るとこんな感じです。

寝室の奥から部屋の入口を見たところです。床の間の反対側はまっさらな壁です。

窓を背に撮っています。
膝が痛くて座椅子に座りにくいなどという場合は、高座椅子を貸してもらえます。

お布団はこんな感じです。夕食の間に敷いてくれました。
せんべい布団っぽい感じで、底着き感がありました。
枕はパイプみたいなやつで、固くて厚みがありました。
掛け布団は羽毛ですが、寝てる間に暖房を切ると寒かったです。

テレビはやや大きめ。座椅子に座りながら見れます。

床の間にはランプ、お花、メモ帳とペン、電話があります。

床の間の一番左、収納棚の上に、懐中電灯とガムテープ(カメムシ対策)、ティッシュ、ゴミ箱があります。
天板が割れていますが、歴史ある建物ということで。

なお、銀山温泉は自然豊かな山奥にあるため、お部屋にカメムシも出ます。
宿の方に駆除してもらうことも可能ですが、先ほどのガムテープを使って自分で駆除することもできます。

テレビの横に、前室、寝室、縁側それぞれのスイッチがあります。照明のリモコンもありました。
客室のエアコンは個別空調なので、自分でコントロールできます。
加湿器はありませんでした。暖房をガンガンかけないと寒かったのですが、加湿器がないせいか喉がカラカラしてちょっと辛かったです。

こちらは縁側。イスが2脚とテーブルが1つあります。ランプもレトロな感じでかわいいです。

窓は一応開くみたいですが、手すりが木製だったりするなどちょっと頼りない感じだったのであまり開けない方がいいのかもしれません。

左側は、後ろがすぐ壁です。

右側にはクローゼットがあります。
椅子のすぐ後ろの床下は非常用はしごが収納されていて、そのせいか踏むと床が少し沈みます。気を付けて歩きましょう。

クローゼットの中です。洋服掛け、セーフティーボックス、冷蔵庫があります。

冷蔵庫です。冷凍機能も付いているようです。

前述したように、客室にトイレはなく、各階に男女各1箇所ずつ温水洗浄便座付のトイレがあります。
写真左が男子トイレ、右の方に女子トイレ。通路奥がエレベーターです。
女子トイレの隣が客室(山側405号室)なのですが、こちらの客室だと音が気になるかもしれませんね…。

こちらは女子トイレ。洗面台が2つ、トイレが4つありました。
部屋からの景色
今回宿泊したのは12月上旬。前々日から雪が降っていて、宿に着いた時も雪がちらついていました。

今回泊まったお部屋は外から見るとこの位置になります。
写真を撮る角度によっては屋根が少し写りこみます。

午後3時頃です。
写真左側が温泉街の奥、右側が温泉街の入口です。
写真中央よりやや左の建物が「旅館永澤平八」、その左側が「能登屋旅館」、写真右の見切れている建物が「藤屋」です。

後ろはすぐ崖になっています。雪が降っていると綺麗ですね。

写真右奥が、温泉街の入口です。写真左側の建物が「藤屋」です。このお宿、中が丸見えなんですよね…。ちょっと気まずいです。

午後4時過ぎです。雪が止みました。

午後6時前です。夜はライトアップされた銀山温泉の風景を楽しむことができます。
このくらいの時間だと建物内外の明かりがついているので、一番綺麗に見えるかもしれません。

夜10時30分くらいです。明かりが減ってきました。

雪と温泉街の明かりに照らされた森のおかげで、幻想的な写真が撮れました。トナカイに乗ったサンタクロースが出てきそうな夜空です。

朝6時頃です。静かです。わずかに明かりがついています。

朝7時30分前です。通りや旅館の部屋のライトはほとんど見られませんでした。
レトロで幻想的な景色は、ライトアップされている夕方から夜の間が一番いいみたいですね。
アメニティ・備品


寝室の乱れ箱には次のものが用意されていました。
- 羽織
- 浴衣
- 帯
- 足袋
羽織は残念ながらペラペラで、冬の時期には寒いです。浴衣も薄めです。

- バスタオル
- 巾着(旅館の名入り)
- ハンドタオル(旅館の名入り)
- 歯ブラシセット
ハンドタオルと歯ブラシセットは、巾着の中に入っています。これらと足袋は持ち帰りもOKです。
洗面台には次のものが用意されていました。


- ドライヤー
- メイク落とし
- 洗顔料
- ハンドソープ
- 消毒液
ドライヤーはヴィダルサスーンのものでした。埃がたまっているのが気になりますが…。
メイク落とし、洗顔料はポーラの製品です。
このほか、洗面台の右にペーパータオルがありました。
お着き菓子・お茶セット


お着き菓子は「一粒の想い」と「大正ロマン」。
「一粒の想い」は銀山荘オリジナルの山ぶどうを使ったお菓子です。
「大正ロマン」はコーヒー風味のケーキです。


お茶は、ティーパックに入った緑茶が用意されていました。急須や湯飲みなどと一緒に茶びつに入っています。湯沸しポットもあります。
座卓の上には冷水ポットもありました。

グラスや栓抜きもあります。グラスの右にあるのは、ピッチャー(?)です。中身は入っていませんでした。
清潔感
(ドライヤーにたまった埃以外)掃除不足と感じる点はありませんでしたが、建物自体、歴史があり古いので、お部屋もそれなりに古いです。
カメムシがお部屋の中にまで入ってくるので、虫が苦手な人は厳しいと思います。
温泉
館内
「銀山温泉 古勢起屋別館」の温泉は、源泉かけ流し!
泉質は、含イオウナトリウム塩化物泉・硫酸温泉です。神経痛、リュウマチ、婦人病などを中心に、さまざまな効能があると言われています。無色透明で匂いは感じませんでした。
脱衣所にある温泉成分表のところには、源泉が熱いため加水ありと書いてありました。


温泉は内湯のみで、「ほっこりのちか湯」と「ぬっくりの金太郎湯」が1階にあります。
どちらも小ぢんまりとした間取りの、昭和っぽい雰囲気の内湯です。
男女時間交替制です。私が泊まったときは、宿泊日当日の夜まで「ほっこりのちか湯」は女性用、「ぬっくりの金太郎湯」は男性用で、翌朝に男女入れ替えになっていました。
どちらも洗い場の数が少ないため人数制限がありました。入口の前に置いてあるカゴの数=入れる人数で、カゴが無い場合は満員で、空くまで待たないといけません。
ほっこりのちか湯。画像出典:古勢起屋別館(https://www.kosekiya.jp/onsen/)
「ほっこりのちか湯」の入口は1階フロントの斜め向かいにありますが、脱衣室と浴槽はそこからやや急な階段を下った先にあります。洗い場は3つで、浴槽は楕円形です。
ぬっくりの金太郎湯。画像出典:古勢起屋別館(https://www.kosekiya.jp/onsen/)
「ぬっくりの金太郎湯」は1階のエレベーターに近いところにあります。洗い場は4つで、浴槽はひょうたんのような形をしています。
シャワーの水圧はどちらも強かったです。
シャンプー、リンス、ボディソープはミキモトのものでした。
脱衣所にローションや乳液、くし、ドライヤーがありました(入浴に人数制限があるので、髪は脱衣所ではなく自分の部屋で乾かした方がいいです)。
バスタオルは部屋から持参します。
「銀山荘」のお風呂

古勢起屋の宿泊客は、姉妹館「銀山荘」のお風呂を無料で利用することができます!
「銀山温泉 古勢起屋別館」から「銀山荘」へ行くには、やや急な坂を上って行かなくてはなりません。送迎はスタッフの手が空いていればやってくれるそうですが(夕方は6時くらいまで。早朝は不可)、当てにしない方がいいです。タオルは要持参です。
「銀山荘」温泉の泉質は、 含硫黄・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉です。温度を一定に保つため男女とも循環式です。急な湯温変動があった場合のみ、温度調節のため加水または加温を行うそうです。
お風呂は比較的広めの内湯と、露天風呂、露天寝湯、露天立湯があります。
内湯は露天風呂とつながっていて、湯船に浸かったまま露天風呂へと行けます!寒い時期にはとてもありがたいですね!
露天寝湯は露天風呂の一段下にあります。
木の温かみにこだわり改修を重ねた結果、偶然に偶然が重なって脱力状態の身体に優しくフィットする角度になったそうです。
露天立湯はその隣にあります。
正面に山、眼下に銀山側が流れ、特に雪の積もった夕暮れの景色は幻想的で素晴らしかったです。
こちらもシャンプー、リンス、ボディソープはミキモトのものでした。
脱衣所には、コトンセット、くし、ヘアキャップ、ローション、乳液が用意されていました。
メイク落とし、洗顔料もありますが、脱衣所にのみで、お風呂の洗い場にはないので注意です。
岩盤浴もあり、宿泊客は550円(税込)で45分間利用できます。
食事
「銀山温泉 古勢起屋別館」では、山形で採れた山海の旬の食材を使った和食膳を頂くことができます。


食事会場は2階です。お席はやや狭め(テーブルとイスの間が狭い)で、隣とも近く、会話が丸聞こえなのが難点でした。

通路を挟んで反対側にもお席があります。
ドリンクコーナーが中央の通路にあります。アルコール類やソフトドリンクなどの飲み物代は宿泊料金に含まれています。
夕食
夕食の時間は、夜6時または7時から選べます。

献立です。今回は、「【お料理ランクUP】幸せ2倍・お肉倍増・ほおばる喜び!山形黒毛和牛をおなか一杯食べ応え!」というプランしか選択できなかったので、そちらを予約しました。メインのお料理「山形黒毛和牛のロースト」が通常の2倍の量になるプランです。

こちらが最初のセットです。

こちらは「旬彩」。左から「くるみ豆腐」「蛸紅葉和え」「蕎麦の実なめこ」「鴨ロースト」「青葉巻き」「秋刀魚レモン締め」です。
「くるみ豆腐」はしっかりくるみの味がします。
「蛸紅葉和え」は酢がきいていて美味しいです。
「蕎麦の実なめこ」は、蕎麦の実がなめこの上に乗っています。
「鴨ロースト」はしっとり柔らか。
「青葉巻き」は、柿、人参、大根の酢締めを青葉で巻いたもの。
「秋刀魚レモン締め」も美味です。

「鍋物」は、「山形名物 芋煮」。里芋がゴロゴロ入っています。

「御造」は、「本鮪」「勘八」「帆立」「赤海老」と「妻一式」です。


「洋皿」は、「サーモンのミキュイ 大葉ジェノベーゼソース」。サーモンはほろほろと崩れ、食べやすいです。下にジャガイモのピューレ(?)が敷いてあります。紫玉ねぎの上にはイクラが添えられていて、彩が綺麗な一品でした。

「肉料理」は、「山形黒毛和牛のローストビーフ」。今回はこちらのお料理が通常の2倍の量になるプランでしたが、正直多すぎました…。ステーキならともかく、この量のローストビーフを食べるのはちょっと大変でした。
右下の、ハイカラ何とか(?)というニンニクを揚げたものを使ったたれ(?)と一緒に頂きます。
右上は東北地方を中心に栽培が盛んな青大豆の一種「秘伝豆」のトマト煮です。

こちらは「鰈(かれい)の枯朴葉焼き 季節のパイ」。

葉っぱを開くと、味噌、栗、舞茸、銀杏が乗った鰈がでてきます。「季節のパイ」は、グラタンみたいなソースがのったサツマイモのパイです。


「蒸物」は「南瓜饅頭」。はんぺんの中にきくらげ(?)が入ったような練り物を、薄く切った南瓜で包んだものです。

「御飯物」は「尾花沢産 つや姫」「お吸い物」「地元野菜のお漬物」。つや姫は文字通りつやがあり、めちゃくちゃ美味しいです!!さすが米どころ山形です。お吸い物は、ハマグリと、つみれみたいなものが入っていました。

「デザート」は「だだちゃ豆プリン」と「ラフランスのコンポート」。「だだちゃ豆プリン」はけっこう甘みがあります。「ラフランスのコンポート」はヨーグルトの上にラフランスのコンポートとグラノーラが乗ったものでした。


飲み物の料金が宿泊代に含まれているので、山形の美味しい食材を使ったお料理を頂きながら日本酒を飲み比べをしたり、熱燗を頂いたりできるので、お酒好きには嬉しいと思います。
朝食
朝食でも、山形の味を楽しむことができます!
朝食の時間は、朝7時30分または8時から選べます。私が宿泊した時は、8時からを選ぶ人が多かったです。
料理の説明はすべて口頭で、メニューはありません。説明も必要最小限といった感じなのがちょっと残念でした。
以下、お料理をご紹介しますが、間違っていたらすみません。

最初のセットです。

席に着くと、ご飯、味噌汁を持って来てくれます。

ご飯は夕食に引き続き「尾花沢産 つや姫」です。すごく美味しくて、おかわりしました!いくらでも食べられそうでした。味噌汁は、豆腐となめこの他、もう一種類キノコが入っていました(名前分からず…)。

こちらは「おしんメシ」がつくれる大根の漬物。NHKドラマ「おしん」で、おしんが幼かった頃、貧しさゆえにお米に大根を混ぜて食べたというのが由来です。
こちらは一席一つで、みんなでシェアして食べます。塩がきいていて美味しいです。

こちらは焼き鮭。右の添え物は、筍とひき肉の味噌炒め(たぶん)と、味噌の青じそ巻きです。


こちらは豚肉、キャベツ、人参、玉ねぎの焜炉。ゴマとポン酢が混ざったタレで頂くのですが、このタレがとても美味しかったです!

こちらは小鉢類。
左上:ぜんまい、薄切りのさつまあげ、人参をゴマ油で炒めたもの。
右上:ほうれん草と胡麻を和えたもの。おひたしっぽかったです。上にジェルが乗っていました。
左下:温泉卵。
右下:辛い味のザーサイ、梅干し(隠れてて見にくいですが)。

左上:ブルーベリーソースがかかった杏仁豆腐。
右上:しいたけなどのキノコのマリネ(?)。
左下:鶏むね肉を蒸したもの(?)に、水菜、ジェルなどの添え物。
右下:帆立、人参、インゲン、魚河岸揚げのような練り物。
素朴で胃にやさしいお料理で、とにかくお米が美味しかったです。量的にもちょうどよかったです。
まとめ
「銀山温泉 古勢起屋別館」は、大正浪漫の風情を存分に感じられる旅館です。
今回泊まった川側のお部屋からは、時間と共に様相を変える温泉街の町並みを望むことができました。特に夜は綺麗でした。
ぜひ泊まってみてください!